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医療と病気の豆知識

ホクロの治療

ホクロの見分け方は?
いわゆる普通のホクロは、通常色調が黒色から褐色調を呈し、境界は明瞭で、隆起していてもその表面は平滑なものがほとんどです。

ホクロはどういうときに取るべきか?

1.大きさや表面の状態に変化が見られるとき(悪性化を疑わせる場合)
(1)大きくなっているもの【7mm以上】
(2)色ムラがあるもの
(3)不整形(周囲にしみ出しがあるもの)
(4)出血しやすいもの
(5)ホクロから汁がにじみ出るもの

上記一項目でも当てはまる場合には、組織診断(検査)が必要な場合があります。
専門医の診察を受けて下さい。

2.出生時すでに存在する大きなホクロ
放置しておくと、悪性化する可能性が高いです。

3.悪性化しやすい部位のもの(外的圧力や刺激の加わりやすい部位)
足の裏、手掌、口唇、爪下、外陰部や鼻の中など

髭剃りや整髪の邪魔になるものや下着などで締め付けられるものも要注意です。
注意して経過を観察し、場合によっては予防的に切除します。

4.患者さま本人にとって整容的(美容上)に気になる場合
顔や露出部のホクロ

この場合も健康保険の適用となります。(保険診療)

ホクロに似た疾患
●老人性疣贅、老人斑、血豆、表皮母斑など(良性)
●老人性角化腫(前癌病変)
●基底細胞上皮腫(皮膚癌)
●悪性黒色腫(悪性ホクロ)